
最近、ネットで知り合った方からある格闘技団体について紹介されて、ちょっと、のぞいてみるかと思い、その団体の活動を鑑賞してみた。
それは、乙女たちがかよわかしくも激しく戦う、生き様を魅せつけるものでだった。
吾輩は、その生きざまに今の現世の弱弱しくもはかない命の灯を感じられるはいられなかった。
その団体は女子プロレス界のスターがそろう「StarDom スターダム」乙女たちの闘いである。
先日、たまたま、吾輩の住んでいる隣の県でたまたま、興行があることを耳にして、早速、ネットでチケットを購入した。
試合当日は、晴天の真夏を感じるほどの晴れ渡り、むせむせしくも紫外線に撃たれた日になった。
吾輩は、心のどこかで、会いたいような会いたくないような、恋人にでも感じるような面持ちで、車を走らせながら、妙な胸騒ぎを感じるように時間のたためきをすり抜けていくように会場へと向かった。
会場近くに行くと、人だかりの群衆が道を歩き、車の車列をすき抜けるように人、人、人と流れていく。
吾輩は、多くの群衆を目の当たりにして、少々、戸惑いも感じられず入られなかった。
海を臨める駐車場に車を停めて、ちょっと周りの様子を見ながら、隣に停めたフォードの親父殿を少し、横目に流してみたりしていた。
颯爽と車を降りて、会場へと歩きながら群衆の中に溶け込むかのように吾輩は歩を進めた。
会場に入ると、一列の群衆が会場の前に並びながら、何かと思えば、乙女たちの親衛隊かのような、支援隊であった。
吾輩は、まだ、その中には紛れ込んでいきたいような、ゆきたくないようなとはいつつも、まだ、にわかファンでいるような感じなので、いやーさすがには、まだまだ、これからです。
まあ、開演の前、ひと時の静けさを感じながら、待ち遠しく静かな時間が流れていく。
1つのコインを投げ込んで、カフェにのどを潤していく、とても静かな時間。。。。。。
はっと、しずけさをかき消すかのように、また、群衆が騒ぎ出し、会場の扉が開く。
チケットを片手に携え、スタッフが半券をキリっともぎ取ってゆく。
いよいよ、吾輩の入場である。
中に入れば、大勢の群衆が、また、一列に並んでなにやらグッズらしきものを買い求めていたのだ。
吾輩も何か一つ、いや一つではなく、ふたつと紙切れに印をつけていく。
印をつけ終わった後、吾輩も群衆の一列に並んでいることに気づいたのは、スタッフに紙を渡した時だった。
ポートレート、ガイドブック、ブースターパック、5★スタースタッフTシャツ、フェイスタオルをこの手に持っていた。
とうとう、にわかファンが一歩踏み出したかのようだった。
開演まで、まだ時間がある。少し、会場を散歩しながら乙女たちの姿を見るまで、待つことにした。
開演10分前になり、会場アナウンスが聞こえてきた。
そろそろ、待ちに待った激しくも華々しい乙女たちの宴が始まるのだ。
吾輩の席をゆっくりと探しながら、手に入れた鼓動が聞こえるときに刷り込んでいく。
カーン、カーン、カーンとゴングの音が会場を包む。
さあ、いよいよだ。心が胸騒ぎをかき消すように、最初の試合の入場曲が流れる。
くるぞ。

いよいよ、試合がはじまる。第1試合目のHANAKO、月山和香、天咲光由試合が開幕戦が始まる。

長身のHANAKOが手を挙げて、二人の選手の出方を探る。180センチもある上背には二人はかなわない。

さあ、立つんだ。と言わんばかりのHANAKOからの天咲を引き起こす。



試合は月山和香が天咲光由をピンフォールを奪って、3ウェイマッチを制する。
2試合目は、巨人が現れた。メーガンベーンの入場で、会場がどよめく。
頭にエジプトのクフ王を感じさせるような をつけて威嚇をするかのようだ。



























